SRやDSはハイバックの前傾をいれられないって思ってませんか?
FLUXは全モデルにハイバックの前傾調整が可能なマイクロアジャスターという機能が採用されています。
FLUXのラインナップの中には、SRやDSのようにハイバックの背面にフォワードリーンのアジャスターが付いていないモデルがあります。
これらのモデルは、パウダーやパーク、ジブやグラトリ等前傾調整をしない方や、始めたばかりでそこまで調整機能に重きを置いていない方たちにむけて作られているため、軽量化の為を目的にあえて取り付けておりませんでした。
とはいえ、全くハイバックの前傾調整ができないというわけではありません。
パウダーやパーク、ジブやグラトリ等をされる方でも当然、レスポンスの向上を求めて前傾をいれたい方もいるでしょう。
初心者の方でも、使っているうちに物足りなくなり前傾してみたくなったり、お店の方が最初から調整してくださるパターンもあるかと思います。
そうした要望に応えられるように、FLUXには全モデルに【マイクロアジャスター】という機能が採用されています。
これによりハイバックの背面にアジャスターがないモデルでも3段階、最大12度の前傾調整が可能となっています。
こちらはハイバックとベースプレートを取り付けているビスを調整する事によってハイバックの前傾調整が可能となる機能です。
裏側をみていただくと、上記のようにビスの取り付け位置に目盛りが【1 2 3】と記載されおります。
出荷段階ではこちらが1に取り付けられています。
前傾0度の状態です(正確にはモデルによって初期設定が違いますが)。
立った時にまっすぐ膝を曲げずに立てる為、つかれにくく楽な状態を保てます。
また、ハイバックとブーツの間に隙間ができやすいので、車のハンドルでいうと遊びがある状態になり、一般公道をはしる乗用車同様に低~中速での安定性や操作性に優れます。
パウダーやサーフィンのような乗り味を求める方にも、急なエッジングとならず好まれる方が多いかと思います。
ちょっとふらついてもすぐにエッジがかからない為初心者の方にもおすすめの状態です。
2の位置に取り付けると約6度前傾が入ります。
3の位置だと約12度となります。
前傾角度は好みやブーツなどとの相性もありますから、一概にどの位入れた方が良いですとは言えませんが、一般的にはターン切り返しのレスポンスが上がります。
ブーツとハイバックの隙間が少なくなる為、切れ味鋭いターンの切り返しが可能となります。
車のハンドルでいえば遊びが少ないレースカーのように、中~高速での安定性、操作性に優れます。
DSやSR等柔らかめの乗り味を求めるかったたちも、よりスピードや滑りにキレを求めたり、大きなキッカーを飛びたい、カービング性能をあげていきたいときなど、調整して試してみると好みのセッティングが見つけられるかもしれません。
ハイバック背面に取り付けているアジャスターで調整すると1目盛り約2.5度なので、それにくらべると簡易的な調整幅とはなります。
ただし、背面のアジャスターとマイクロアジャスターを組み合わせることでより細かな前傾調整も可能です。
更には、マイクロアジャスターによって前傾調整だけでなくハイバックのねじれ調整も可能となります。
こちらはまた機会を見つけてご紹介させていただこうと思います。